『まるおり』と従来の織物との比較

  

カード織の特徴

『まるおり』は、カード織という織り方の生地の名称です。
カード織は、数千年前より使用されていますが、一般的には知られていません。
下記の写真は、弊社で生産した生地の顕微鏡による拡大写真です。(橙色は編集追加)
通常の織物とは、まず異なる点は、経糸が捩れて、さらに緯糸が入っていることです。

カード織の機構は、カードを回転することで、経糸を捩り、その間に緯糸を入れます。




経糸に先染を使用することで、経糸の色にて柄を表現できます。
以下の図は、経糸の色配列は同じ状態で、それぞれのカードの回転数での柄の表現の結果です。
左側は、同数のカード回転。右側は、いろいろなカートの回転数を組み合わせた場合です。




開口機構 織物は、綜絖を上下して、開口部をつくりますが、
カード織は、カードを回転することで開口部つくります。




従来の織物で、このカード織と似ている織り方に、紗があります。

紗を織る機構は、カード織に比べて複雑です。
弊社の『まるおり』は、西陣によくある力織機に、カード織の機構を簡単に追加できます。



比較表



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作成更新日:"2012年07月13日(金) 10時22分46秒"
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